第5話

「法名」は死んだ後の名前じゃない!?

マンガ第5話:法名は死んだ後の名前じゃない

「法名」は死んだあとにもらう名前?

一般的に「戒名」などと呼ばれることもあり、「お葬式の時に、死んだあとに付けてもらう名前」だと勘違いされがちなのが『法名(ほうみょう)』です。

しかし、浄土真宗における『法名』は、亡くなった人のための名前ではありません。本来は「生きているうちにいただくもの」なのです。

仏弟子として生きていく決意の表れ

法名は、お釈迦様の仏弟子(ぶつでし)となった証として「釋(しゃく)」の一字と、お経などから選ばれた漢字2文字をいただきます。(例:釋○○)

本来は、生きているうちに京都の本山(西本願寺)へ赴き、ご門主様から直接『帰敬式(ききょうしき・おかみそり)』という儀式を受けていただくのが正しい姿です。これは「仏弟子として、仏さまの教えをよりどころにして生きていく」という決意の表れなのです。

お葬式の前におつけしている理由

「でも、うちのおじいちゃんはお葬式の時にお坊さんにつけてもらったよ?」と思われるかもしれません。

それは、生前に本山で帰敬式を受ける機会がなかった(叶わなかった)方のために、お葬儀の前に私たち住職がご門主様に代わって特例としておつけしているからなのです。皆様もぜひ、元気なうちに本山へお参りし、ご自身の「法名」をいただいてみませんか?